こんにちは、たくみです。
僕は去年まで、中学校で教員をしていました。
残業も多く、もちろん忙しい日々でしたが
それ以上に感じていたのは
子供って忙しい
朝から学校に行き
夕方は部活
家に帰って軽く夕食
夜遅くまで塾
土日も部活と習い事
そんな生活をしている子が多くいました。
でもこれは学生だけの問題ではないはずです。
なんだか忙しい
毎日一生懸命働いているけど、なんだか前進した気がしない
好きでやっているはずなのに、幸せな感じがしない
漠然とした忙しさ
今回はこの忙しさをどう解決するのか、学んでいきたいと思います。
本の概要
『エッセンシャル思考 最小の時間で成果を最大にする』
発行日 2014年12月12日
著者 グレッグ・マキューン
発行所 株式会社かんき出版
著者:グレッグ・マキューン(Greg McKeown)
シリコンバレーのコンサルティング会社THIS Inc. のCEO
アップルやグーグルなど様々な企業へのアドバイスを行っている。
2012年には、世界経済フォーラムにより、「ヤング・グローバル・リーダーズ」に選出。
≪参考≫ 『エッセンシャル思考』著者紹介
『エッセンシャル思考』要約
エッセンシャル思考とは
「より少なく、しかしよりよく」
を実現するための考え方です。
日々の生活で、私たちは多くのことを引き受けすぎています。
自分にとって大切なものは何なのか見直し
大切なもの以外を断ることを実行し
そうした生き方を仕組化していく
本著ではそのための方法論を教えてくれます。
こんな人におすすめ
・なんだか忙しいと感じている
・自分の時間がないと感じている
・わりと器用になんでもできてしまう
・今の生活は悪くはないと思っている
今回の学び
エッセンシャル思考ってなに?
エッセンシャル思考の定義
エッセンシャル思考を一言で言い換えると
「より少なく、しかしよりよく」
現代社会の生活は多くのことをやりすぎです。
本当に必要なことを見極め
大切なことだけに集中することで
より大きな成果を得ようということです。
ここでいう成功は、
お金をたくさん稼ぐ
社会的な名誉を得る
といったものではありません。
他人の希望を叶えることではなく
自分にとって大切なものを選び
幸せに生きていくということです。
そこにはもちろん
仕事の成果も含まれますが
それだけを追い求めるということではありません。
幸せになるのに必要なことを絞り
そのことに最大の努力をしていこうという
新しい生き方の提案が
「エッセンシャル思考」です。
成功のパラドックス
頑張っても幸せになれない例の一つに
「成功のパラドックス」があります。
仕事を頑張ると成果が出る
↓
新し仕事が依頼される
↓
たくさんの仕事を抱えるようになる
↓
忙しくて一つ一つの仕事に集中できない
成功することで
より成功しにくい環境に陥ってしまうという
パラドックスです。
現代では努力することは良いこととされ
努力して成功したことがもてはやされます。
しかし、そこ先にあるものが
本当に自分の実現したいことなのかは
一度冷静に考えなくてはいけません。
努力と成功は比例しない
「パレートの法則」というものがあります。
これは
全体の利益の80%は
20%の努力によって成立している
という法則です。
つまり、全体の中で主に必要なのは20%であり
80%はとても効率の悪いことというわけです。
エッセンシャル思考においては
この20%の要素を見つけることがとても需要です。
この大切な20%の要素
まさに「エッセンシャル」な部分に
集中しようというのが、「エッセンシャル思考」なのです。
全部は選べない
「何かを選ぶということは、それ以外の何かにノーをいうこと。」
これを理解することは
エッセンシャル思考を実践する上でとても重要です。
トレードオフ
「両立できない関係性」という意味。
片方を選べば、片方は成立しないということ。
例えば、仕事をすると自分の時間は減る。
その時間はもしかしたら、趣味の時間であったり、家族との時間かもしれない。
エッセンシャル思考では、選択するたびに何かと交換しているという感覚が重要。
つまり、
どれも全部は選べない
ということです。
自分が何かを選択したとき
捨てている何かがあるはずです。
全部やるではなく
何をやるかを選ぶ
というのが、エッセンシャル思考です。
本当に大切なものを見極める
考える余裕をる作る
エッセンシャル思考では
じっくり考えることが必要です。
自分にとって本当に必要なものか
じっくり考えてやるかやらないか決めます。
即判断していてはいらないことも選択してしまうかもしれません。
だから必要なのは考えるための
「時間」と「場所」
忙しくて考えられない
という人はそれが非エッセンシャルな証拠です。
考えることは必要です。
自分が一人になれる時間と場所を作るところから始めなければいけません。
考える準備をする
エッセンシャル思考では選択のために考えることが何よりも重要です。
そのために考える準備も大切になります。
最高の状態で考えることで、より良い選択ができるようになります。
脳を最高な状態にしてくれるのが
「遊び」と「睡眠」です。
・遊び
遊びは仕事とは違い、それ自体が目的になるものです。
遊んでいる最中は、他の目的を忘れそれ自体に集中します。
脳を活性化させ、柔軟な状態にしてくれます。
選択肢が広がり、より多くの者からの選択ができるようになります。
・睡眠
一日最低8時間の睡眠をとることで思考力を低下させないようにします。
自分の最大の資産は体です。
身体の状態を最高に保つことで、最高の思考も可能になります。
俯瞰で見る癖をつける
目の前の問題に対しては、視点が近くなりすぎてしまいます。
視点が近いと全体が把握できず、正確な判断は難しくなります。
問題の全体像を把握するために
「俯瞰で見る癖」をつけておくことが大切です。
そこで役立つのが「日記」です。
毎にい日記をつけ、それを2,3か月おきに読み返す。
そうすることで、近くの視点で見ていた現象をのちに振り返ることができます。
ある程度の結果も見えた状態で読めるので、全体を把握することができると同時に
自分の思考パターンが見えてきます。
自分の考える癖が分かるようになれば
そこから逆算して俯瞰して見ることもできます。
判断の基準を厳しくしておく
「90点ルール」というものがあります。
これは、実際に行動するかどうか判断する基準として
採点が90点以上のものだけを選んでいく
というルールです。
「絶対やりたい」ならやる
「まぁまぁやりたい」「やってもいいかな」「悪くない」程度はやらない
ということです。
この基準を持っておくことで
日々判断することがぐっと減り
本当に大切な問題に使える時間が増えます。
「より少なく」がエッセンシャル思考のポイントですから
このくらいの厳しい基準で十分です。
要らないものはきちんと捨てる
捨てることは案外難しいことです。
どうしてももったいない、やらないと後悔する
などの誘惑に負けて、捨てられません。
しかし、その結果として
今の忙しい生活があります。
要らないものは捨てなければいけません。
目標は完全に明確に
捨てられない理由は
本当に不要かどうかわからないからです。
もしかしたらいるかも
必要になるときが来るかも
と思ってしまうと捨てる勇気が出ません。
そこで重要なのは
「目標を完全に明確にすること」
よい目標は
具体的:やることがはっきりわかる。達成がわかりやすい。
刺激的:やりたいという気持ち、モチベーションにつながる。
という要素を持ちます。
目標がはっきりしていれば、そこに照らし合わせて
必要か不要かを判断することができます。
目標にあいまいな部分があると
判断もあいまいになってしまって、捨てることが難しくなります。
あいまいさを極限まで排除した目標が必要です。
断らないことで失うものは何か?
「断る」は勇気がいることです。
それは相手の誘いを否定することになるからです。
しかし、先ほどの「トレードオフ」の関係を意識すると
誘いにイエスを言うことは
別の何かにノーを言っていることだとわかります。
誘いを受けることで何を失うだろうか
もっと大切なものを失わないだろうか
と考えることが「断る」第一歩です。
断る=関係性の否定ではない
断ることを相手との関係性を否定することだと考えてしまうと、断れなくなってしまいます。しかし、関係性以上に大切なものがあるなら仕方ありません。
さらには、明確な目標を基準に選択をしていれば、断ることで目標には近づくわけです。その結果として目標を達成できたらどうでしょう。短期的に関係が悪くなったとしても、そこで成果を上げた人には、仕事にコミットできるという「信用」が生まれます。
誘いを受けてくれる都合のいい相手としてみられるか、ノリは悪いが自分の仕事に集中できる人と見られるか、どちらの方が自分の大切なものかは、じっくり考えなければいけません。
境界線は明確に
基準はいわば境界線です。
これがあいまいということは、相手はどんどん自分の領域に入ってきてしまいます。
自分もどこまで行けばよいかわからず、不要なところまで出てしまいます。
例えば庭の芝刈り。
隣の家との境界線があいまいだと
相手の庭までやってしまうかもしれません。
せっかく大事に管理していた芝を隣人に刈られてしまうかもしれません。
境界線があいまいというのは双方にリスクのあることです。
逆に境界線が明確なことで
相手はそれ以上踏み込んでこなくなり
自分は境界線のぎりぎりまで自信をもって自由に行き来することができます。
境界線の種類
・時間:いつまでやるか
・人間関係:誰とつきあうか
・仕事内容:何をするか
エッセンシャル思考を仕組化する
エッセンシャル思考はかなり重たい作業が伴います。
じっくり考える、断るというのは簡単なことではありません。
努力や気持ちに頼ってしまうと
継続することができません。
ポイントを見極め、仕組化しておくことで
大変なエッセンシャル思考を継続することが可能になります。
余裕を持つ
エッセンシャル思考において最も重要なのは
判断することです。
判断には情報をじっくり吟味する時間が必要です。
ぎりぎりのスケジュールでじっくり考えることは不可能です
そのため大切なのは
「余裕を持つこと」
予定と予定の間にバッファ(緩衝)を作ります。
具体的には、自分が思った1.5倍の時間がかかるという予定を組みます。
そうすることで、予想外の事態に時間内に対処できます。
すべての予定が時間内に終わっていけば、余裕をもって行動することができます。
時間的な余裕はもちろん
精神的な余裕はパフォーマンスも上げてくれます。
予想外のことは起こります。
この前提に立っておくことが大切です。
すべてを1.5倍も取っていたらやるべきことが入らない!と思う人もいるでしょう。
しかし、それこそエッセンシャル思考の重要なところです。
そこで入らない予定は諦める。この割り切りが大切です。
習慣化で脳の負担を減らす
エッセンシャル思考は組織にも適応可能な思考法です。
組織の仕組化は、明文化したり規則したりすることで可能です。
では、個人ではどのように仕組化していくのか。
それは「習慣化」です。
習慣とは、体や脳が自動で動く状態です。
毎日繰り返し行うことで、体はその動作をほぼ無意識のうちに実行するようになります。
習慣のメカニズム
トリガー:きっかけ 例:コーヒーを飲む
↓
行動:具体的な行動 例:集中してPC作業をする
↓
報酬:行動によって得られたもの・感覚 例:仕事をした達成感
この繰り返しによって習慣は定着していきます。
無意識で動作ができるようになれば当然脳の負担は軽減されます。
ここでも余裕が生まれます。
この余裕を使って、別のことに集中することもできます。
ただ、習慣に頼りすぎることも危険です。
習慣はいわば自動走行なので、軌道修正はできません。
道が間違っていてもどんどん進んでしまいます。
時々、見直すことも必要になります。
しかし、一度習慣化してしまったことはなかなか変更しずらいという特徴もあります。
そこで意識したいのが、習慣のトリガーです。
改善したい習慣があるとき、行動を直そうとしても難しいです。
自動化しているので、意識しないと元に戻ってしまうからです。
なので、改善すべきは行動ではなくトリガーです。
別のトリガーを作ったり
同じトリガーから別の行動を上書きしたりすることで
別の習慣を定着させていきます。
習慣をうまく使い、自分自身を仕組化していくことが大切です。
「今」に集中する
エッセンシャル思考では、やることが絞られていきます。
その目的は、より成果を上げることにあります。
ここまでは主に必要なことだけに絞る、という話をしてきましたが
一番大切なのは、やるべきことに集中することです。
それは「今、この瞬間」に集中するということでもあります。
普段の生活では、同時にいくつものタスクを抱え
その反省(過去)と準備(未来)に追われてしまいがちです。
しかし、最も重要なのは目の前に「今」です。
ここに最大限集中することができれば、自分も最高のパフォーマンスをすることができます。
マインドフルネス
「今に集中する」と言えば、今はやりのマインドフルネスです。
大企業の社長なども取り入れているとされる瞑想法です。
様々な情報から離れ、自分の呼吸や身体の動きに意識を集中させることで、思考をリフレッシュする効果があるとされています。
まとめ
エッセンシャル思考とは
「より少なく、しかしよりよく」の実践です。
今の社会は忙しすぎます。
僕も、忙しくて自分がどこへ向かっているのか、何がやりたいのか全く見えていませんでした。
一度自分の中の優先順位を整理し
それ以外のことから離れる勇気を持たなければいけませんね。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
また次回もよろしくお願いします。
参考文献
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